入らないは不正解ではない
遊んでいたおもちゃは、プラスチックの球体や直方体等を、形にあった穴に入れて遊ぶおもちゃです。

こんなやつです。
子どもが四角い穴に球体を入れようとして入らなかった時に、私は「入らないねえ」と激甘ボイスで言ったのですが、その時にふと考えました。
私は球体を丸い穴を入れることが「正しいこと」だと思っていて、その「正しいこと」をする子どもを期待しているのではないかと。
おもちゃなのでどんな遊び方をしてもいいし、正解なんてないはずです。
それなのに私は、(声には出してはいないものの)、穴の形通りにおもちゃを入れることを期待していることに気づきました。
それ以降は、違う形の穴に入れようとして入らなかった時も「入らない」ではなく、「載ったねえ」と言うようにしました。
自分と子どもは別々の人間ですし、子どもは親の「モノ」ではありません。
だから、「自分の価値観を子どもに押し付けない」というのは常日頃から意識しています。
しかし、「(私が思う)正しい」を子どもに求めている自分がいることに気づいて、コリャ気をつけなきゃなと反省しました。。。
まあ、「自分の価値観を押し付けないようにする」というのもひとつの価値観ですし、親である以上は時と場合によっては、価値観を押し付けるような場面も出てくるかも知れません。
だから、「価値観を全く押し付けない子育てをする」というのは不可能だとは思いますが、子どもの発想や価値観、欲求を否定しないようにしなきゃなと改めて痛感しました。

三角の穴に四角が乗ってもそれはそれで楽しいよなあ。むしろ落ちたらまた拾って遊ばないといけないけど、乗ってるとそのまま遊べるもんな。
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